副業したいが特技無し

このまま定年を迎えても、老後が不安。かと言って、自分に何ができるのだろう。

世界最高齢プログラマー 若宮正子さんのお話

皆さん、ご存知の通り、スマホアプリの配信ニュースは、相当パーソナライズされています。


スマホを使い始めた頃は、そんなこととはつゆ知らず、自分が見ているニュース画面と全く同じものを、世の中の全員が見ているのだと思っていました。


自分の興味がある分野をパーソナライズしてくれるのは、一見便利なような気がしますが、自分の思考&志向を知らないうちに誘導されているようで、私は嫌いです。


「何に興味を持つか」「どの情報を選択するか」、そんなことは、完全に自分の意志で決めたいじゃありませんか。


とは言うものの、確かに、自分だけではたどりつけなかった情報を与えてくれるのも事実ですね。
こういう技術や世の中の流れを、毛嫌いするだけでなく、うまく利用しうまく付き合っていく必要があるのかも知れません。(難しいけど)

 

前振りが長くなってしまいましたが、ここから本題。
そういうわけで、私のスマホには、やたら「高齢者ネタ」のニュースが飛んできます。(なんでだ?)


今回感心した(感動した)記事がこちらなのですが、皆さんにもぜひお読みいただけたらと思い、ご紹介します。

 ↓ ↓ ↓

esse-online.jp

 

『若宮正子さん、86歳。世界最高齢のプログラマー

若宮さんは、60代で定年後に独学でパソコンを学び、70代には「エクセルアート」を考案。なんと、81歳の時には、独学でゲームアプリを開発。そして、今はVR(バーチャルリアリティー)にはまっているのだそうです。


すごい!! すごいよ!!

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「定年後の新しい仕事なんて、夢のまた夢」
「どうせ、私なんかじゃ無理無理」
と言う、超へっぽこで腐った私の性根を叩き直してください、若宮さん!!!


そして、特に響いたのが、このお話。

「コンピュータがどんどん進むと、やがてAIに仕事を取られちゃうんじゃないか、って心配する人もいますよね。でもね、長く歴史を見てきた私からしたら、なんにも心配いらないんじゃないかな、と思うの」

若宮さんの若いころ、女性の花形職業といえば、タイピスト、電話交換手、エレベーターガールでした。

「どの仕事も、今はもう、ほとんどないでしょ?」

機械化が進んだ当時も「機械に仕事を取られる!」「失業する!」と不安が渦巻いたそうです。

レコード屋さん、下駄屋さん。なくなったご商売もありました。でも、女性の社会進出は進んで、もっとほかの仕事に就くようになった。新しい業種も増えた。機械化のせいで人が職にあぶれたことなんてなかったんですよ

 

う~ん、説得力あるわ。


実はうちの会社が、今まさにそんな状況。
AIの活用など、IT化が急速に進んでおり、現場の仕事がどんどんなくなってきています。(コロナの影響で、さらに加速)
おかげで、これまで現場で事務を行っていた人達は、「私たちはこれからどうなっちゃうんだろう・・・」と、毎日とても不安な気持ちで働いています。


そんな従業員の不安を払拭するために、社長を初め、会社の偉い人達は、
「大丈夫です。仕事がなくなることはありません」
「機械化が進んでも、人間にしかできない業務があります」
と、日々メッセージを出してくるのですが・・・・

まったく、響かへんで!!

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こうやって、文章にすると、若宮さんが言ってる言葉と社長が言ってる言葉は大差無いんですけどね。
でも、心への響き方が、全然違います。
社長の言葉は、私には、何だかよく練られた「原稿」のようにしか、感じられません。
若宮さんのように、ご自身の経験から語る言葉には、人を説得させる強さのようなものが宿っているんでしょう。

 

また、心の支えになる人生の大先輩を見つけることができました。
へこたれず、諦めず、頑張ります。