ロッカールームの狂騒から思うこと
朝の女子ロッカールームは、大変姦しい。
狭い空間の中に、十数人。
かつて、恥も恥じらう乙女だった(であろう)お姉さま方が、
あーでもない、こーでもないと、唾を飛ばしながら、お喋りに夢中です。
ブログのネタに頭を悩ます私にとっては、
よくもまぁ、毎日こんなに「力説」したいことがあるもんだと、
羨ましく思わないでもありません。
そこで、「何かヒントになることは、無いかいな。」
と思い、輪の外から、そっと耳を傾けて聞いてみるのですが、
(うそ。耳を塞いでいても、イヤでも入ってくる 笑。)
話題のほとんどが、愚痴ですね。
仕事のこと、上司のこと、同僚のこと、家族のこと。
聞いていてあまり愉快な話ではありませんが、
本人達が、それでスカッと気が晴れて、ストレス解消になるなら、
それはそれでいいんじゃないの、と言うのが私の持論です。
(この場合は、自分が輪の中に入らなければ、済むことなので。)
ところで、その中でよく出てくるのが、
「〇〇さんに、こんなこと言われた!」「こんな言い方された!」
というフレーズ。
そうですよねえ。
私も、「そんな言い方しなくてもいいのになぁ。」と思うこと、
よくあるので、わかります。
しかし、実は私もかつて、「言葉」で人を傷つけるタイプの人間でした。
(注:今はそうじゃない、と自信持って言えるわけではないですが、少なくとも昔よりはマシになったと思いたい・・・)
全然そんなつもりで言ったんじゃないのに、
やたら「ひどい!」「傷ついた!」と言われ、むしろこっちが、傷つきました 😓
「言い方」って、難しいですね。
そんな悩みを抱えながら生きてきた私が、数年前に出会ったのが、
「アサーション」
ご存知でしょうか。
アサーションとは、
「自分も相手も大切にする自己表現」
という意味です。
日頃のコミュニケーションにおいて、
自分の言いたいことを大切にして表現すると同時に、
相手の伝えたいことも大切にして理解しようとする。
そんなコミュニケーション方法の一つ。
「え~っ?そんなこと、できるの?」って思いますか?
もちろん、簡単ではありません。
しかし、トレーニングを重ねると、
だんだんアサーティブな考え方、アサーティブな表現ができるようになってきます。
私もまだまだまだまだまだまだ訓練中ですが、そう言えば、
「どうやって言おう~。言いにくいな~。やだな~。 😖」
とか、
「イヤな言い方して、腹立つわ~! キーッ! 🤬」
って思うことが、ほんのちょっと減ったかも、です。
しかし、中には、
「自分だけできても、相手ができなければ、意味無くない?」
と思われる方もいるかも知れません。
ただ、自分が変われば相手も変わる。
て言うか、たとえ相手が変わらなくても、自分が変われば、
相手に対する捉え方が変わります。
ので、相手が変わったように感じられるのかも。
因みに、私が教本にしたのは、これ。
身勝手な先輩、パワハラな上司、いつもおどおどしてる後輩etc...
結構リアルな話をマンガで解説してくれているので、
わかりやすくて面白いです。
身近に悩んでいる方がいたら、ぜひ教えてあげてください。
それにしても、「ロッカールーム」なんて、誰が聞いてるかわからない場所で、
よくあんなに大声でプライベートな話ができるなあ。
こわい、こわい。
私も、どこかでネタにされてるかも、ね。
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