みんな、そうやって産まれてきたんだからさあ
今朝の通勤時、前を歩いていた女性のカバンを見ると、
マタニティマークのキーホルダーがぶら下がっていました。
マタニティマーク(或いは、妊婦マーク)。
皆さん、目にしたことありますよね。
前を歩いてた女性は体型も細身で、
パッと見には妊婦さんと分からなかったです。
なので、こういうキーホルダーを付けていてくれると、
私としては助かります。
なぜなら、「あ、妊婦さんなんだな。」と分かれば、
いろんなことに気を配ってあげられるからです。
「座席を譲った方がいいかな?」とか、
「動作がゆっくりでも、かまいませんよ」とか、
「気分悪かったら言ってね」とか、
「何ならお荷物お持ちしましょうか?」とか。
いや、そこまで行くと、もはや迷惑なお節介オバサンやで。
ところが、このマタニティマークに対して、
ネガティブな意見があると聞いて驚きました。
「えっ!?どーゆーこと?」ってなもんですが、
なんでも妊婦とわかると、
「でかい腹が邪魔だ!どけ!」と怒鳴られたり、
わざとお腹を蹴られたり、体当たりされたり・・・と言った嫌がらせが、
少なくないのだそうです。
2016年に株式会社エコンテさんが実施したアンケートでは、
マタニティマークを身につけていることで、
「不快な思いや危険を感じたことがある」と答えた人は、
実に10人に1人でした。
また、マタニティマークにネガティブな感情を持つ理由については、
「❛優先❜を強要されているみたいで、不愉快」
「自分は不妊治療をしているので、見ると辛い」
などの意見がありました。
世の中、いろんな人がいますから、
中には素直に労わりの気持ちを持てない人もいるのかも知れませんが。
でもさ、この世にいる人全員、
自分もそうやって産まれてきたんだよ!!
自分も、お母さんのおなかの中で、
何か月も守ってもらって、産まれてきたんじゃん。
なのに、なんで妊婦さんのおなかを蹴ることができるんだ!?
あっ、いかん。つい興奮してしまいました。すみません。
なんですかね。
コロナ禍での「マスク警察」「自粛警察」もそうですが、
自分が損してることが許せない人が増えてるのかなあ。
「あの人、席譲ってもらって、ズルい!」
「あの人、マスクしてなくて、ズルい!」
「あの人、不要不急なのに出歩いて、ズルい!」
って感じ?
でも、生きてる限り、お互いさまだよね。
私は自分のこと、「損してるなぁ~」と思っているけど、
誰かから見たら「きりん、ズル~い!」と思われてるかも知れん。
あとちょっとだけ、みんなが「お互いさま」って思えたら、
大分楽しい世の中になりそうなんだけどなあ。
と自戒をこめて、願うきりんなのであった。