クレジットカードは、ポイント還元率だけじゃなくセキュリティで選ぶのも大切だよ、というお話
本日帰宅すると、一緒に住んでいない娘宛の郵便物が来ていました。
差出人は、クレジットカード会社から。中身を見ると、
『お客さまのカード情報が第三者に流出している可能性があることを検知いたしました』
という、なんとも恐ろしい文章が!
このカード会社では、24時間365日カード取引の監視をしてくれているのですが、どうやら娘が「過去に利用した一部の店舗からの不正詐取」あるいは「偽のWEBサイトに入力してしまったことによる不正詐取」があったため、カード情報が流出してしまった可能性がある、というもの。
あくまでも可能性なので、希望があればカード番号を変更し、新しいカードを無料で発行するから申し出くださいね、というお知らせでした。
早速、娘に電話。
娘が驚いて「えっ?それで、どうしたらいいの?」と聞くので、とりあえずWEB明細を確認してみるように言いました。
そうしたら!ものの見事に、ビンゴ。
8月11日に引き落としの「アニメ動画サイトの利用料8,128円」と「ディズニー視聴サイトの入会金770円」の明細は、身に覚えが無いものです。
カード会社のHPで「不正利用の疑い問い合わせ先」を調べると、対応時間は9時~17時となっており、すでに終了しています。
しかし「盗難紛失についての問い合わせ先」は、24時間対応とのこと。
盗難紛失ではありませんが、娘には、すぐにそちらに電話するように言いました。
結局、その電話で即、カードは利用停止。新しいカードが発行されることになりました。また、不正利用された分も、確認できれば後日全額補償されるようです。
全く、恐ろしい話でした。
今回の場合、カード会社からのお知らせが無ければ、ずっと気づかないままだったかも知れません。
何十万円とか利用されていれば、明らかに気づくのでしょうが、1万円弱って実に巧妙な金額ですよね。
まあ、何十万円何百万円だと、カードの利用限度額に引っ掛かる可能性もありますから、敵もそのあたりはよく承知しているということでしょう。
それと、やはりWEB明細!これも、盲点だと思います。
以前のように、紙面の明細が郵便で届けば、必ず目を通しますが、WEB明細は自分から見に行かないといけません。
もちろん、「そんなの、毎月ちゃんと確認するのが常識でしょうが!」と思う方もいらっしゃるでしょうが、クレカを何枚も持っていたり、引き落としの合計金額がリーズナブルだったりすると、つい見るのを忘れてしまうこともあるんじゃないでしょうか?(おっと、私だけか?😓)
しかし、これを教訓に、私もこれからはしっかり明細を確認することにします。世の中が便利になった分、個人個人の責任は重くなっているような・・・。
今更ですが、自分の身は自分で守らなければいけないということですね。
ところで、娘と私のすったもんだが、ひとまず片付いたと思った時、隣の部屋から息子がぬぼ~っと現れました。
息子「大変だったみたいだね~」
私 「ほんと、カードは怖いね」
息子「実はオイラも、こないだ不正利用されたよ」
息子「NetFlix(ネットフリックス)をムハンマドに乗っ取られた」
私 「???なんじゃ、それ~~~!!」
息子の話によると、NetFlixから「あなたのIDが、エジプトから不正ログインされています。」みたいなメールが来て確認したら、息子のIDが「ムハンマド」という名前になっていたらしい。
謎のエジプト人 ムハンマド氏!!
誰じゃ、それーーー?
私 「ほんで、どうしたの?」
息子「IDとパスワード、変更したよ」
私 「実害は無かったの?」
息子「ん~? ちょっと、あったよ~」
私 「あったんかーーーーい!!!」
なんと、少し高額のコースに変更されていたそうです。
私 「返金してもらえないの?」
息子「う~ん。してもらえるかも知れないけど。面倒くさいからいいや」
さすが、独身貴族(&彼女無し)は余裕だね。
私だったら、ムハンマドの視聴料なんて、ビタ一文払いたくないけど。
て言うか、娘も息子も、思ったより慌てていないのは何故?
私は、うちに泥棒に入られたくらいの気分なんですけどね。
やはりこれが、物心ついた時からネット社会に生きている世代と、人生の大半をアナログ社会で生きてきた人間との差なのでしょうか。
以前にも、詐欺メールのお話をしましたが、
騙す手口も、ますます巧妙になってきています。
皆さまも、くれぐれもお気をつけくださいませ。