警備会社のくせに適当過ぎて、おったまげた話
友人のAちゃん家は一戸建てで、
業界大手のホームセキュリティーを利用しています。
先日、そのセキュリティ会社の人から、1本の電話がありました。
「警備装置の取り換えのため、▲日にお邪魔してもよろしいでしょうか。」
Aちゃんは、一瞬「はい、どうぞ。」と言いかけたのですが、
・・・ちょっと待てよ。そんな話聞いてないし。
そこで、「そんな連絡、ありましたっけ?」と尋ねました。
先方は、「いえ。この電話が初めてです。」と言います。
Aちゃん「何か書面で連絡はいただけないのですか?」
先方「書面・・・ですか?わかりました。」
ということで、その日の電話は終わりました。
そして、例の▲日、またAちゃん家に電話がありました。
「装置の取り換えで近くまで来ているのですが、お宅の場所がわからないんですよ。どの辺りでしょうか?」
・・・って、なんだそれーーー!!!
仮にもセキュリティ会社の人が、
契約先の家がわからなくて、どーすんねん!!
泥棒入った時、どうやって駆けつけんねん!!
と言うと、先方は「私はセキュリティの係ではなく、装置交換の係なので。」とのたまったと言います。
Aちゃんは、若干腑に落ちないものの、とりあえず道順を説明しました。
数分後、先ほどの電話の主らしい、若い女性がやってきました。
服にも、乗ってきた車にも、その会社のロゴが入っています。
Aちゃんが、「身分証を見せてください。」と言ったところ、
女性は「身分証は無いのですが・・・」と言って、名刺を出しました。
名刺?!
そんなもん、いくらでも偽造できるんちゃうんかい!
けどまあ、身分証だって作ろうと思えば作れるからね。
Aちゃん、気を取り直して、続けます。
「書面で通知をください、と言った件はどうなりましたか?」
女性「書面・・・ですか?特に聞いていませんが。」
なぬ?話が違うではないか。
Aちゃんは、その場で会社に確認するように言い、女性は会社に電話しました。
やっぱり、書面は作っていないとのこと。
電話の向こうで「今から作って送りましょうか?」と言ってきたので、
Aちゃんは、今さらではあるけれど、一応送るようお願いしました。
その後、女性が家の中に入って、装置の交換を始めました。
交換は大して時間もかからず終了。
女性が「ではここに確認のサインをお願いします」と言って、
書類と一緒に差し出したのが・・・
まさかのフリクション!!(消せるボールペン)
Aちゃんが、女性に普通のボールぺンを求めると、
「持ってない。」とのこと。
仕方ないので、Aちゃん家のボールペンでサインしたそうです。
後日、『装置の交換を行います』という書面が送られてきたそうですが、
特に押印などもなく、誰でも作れるようなもの。
何ですかね、これは。
本当に、装置の交換だったんですかね?
それとも、盗聴器とか仕掛けられてたりして・・・。
こ、こ、こ・・・・怖い!!
Aちゃんと、この話をした時には、真相はまだ分からずでした。
HPか何かで調べて、ちゃんと会社に問い合わせた方がいいんじゃない?
という話で終わったのだけど、どうなったかなあ。
多分、99%本当に装置の交換だったのでしょうが、
万が一犯罪だったら・・・。
例えば高齢者などは、ちゃんと対応できるのでしょうか。
いまどき、こんな会社があるんですね。
うちは、セキュリティを付けるような家じゃないからいいけど。
でも、敵はどんな作戦でくるかわかりません。
制服や名刺などだけで、簡単に信用してしまわないよう、
気をつけないといけませんね!
皆さまも、ご用心。