副業したいが特技無し

このまま定年を迎えても、老後が不安。かと言って、自分に何ができるのだろう。

ちょっと興味深い調査結果を、ご紹介します

米系広告会社「マッキャンエリクソン(東京・港)」が実施した、新型コロナウイルスの生活への影響に関する調査を読みました。

おもしろかったので、少しご紹介したいと思います。

 

【調査概要】
調査期間:2020年11月27日~30日
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:Mediabrands
調査対象者:関東・関西在住の15~74歳のインターネットユーザー 全2,400名
調査モニター提供元:クロス・マーケティング

 

コロナ禍で増えた自由時間

 

 まず最初に、「コロナ禍によって自由時間が増えた」と回答している人は、
全体の25%でした。4人に1人が、自由時間が増えたように感じているのですね。

在宅勤務をしている方は、通勤時間は確実に減っています。では、在宅勤務の無い自分の場合はどうなのかと言うと・・・
一番影響が大きいのは、「飲み会の減少」です!! 「歓送迎会」などの公式な飲み会は皆無、プライベートな「飲み会」「お食事会」「女子会」等々も、ほとんど無くなりました。

お酒大好きな私にとっては、忸怩たる思いですが、しかし自由時間が増えたことには間違いないですね。

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自由時間の使い道


では、その増えた自由時間は、何に利用されているのでしょうか。
全体では、1位が「テレビ視聴」、僅差で2位が「動画配信サービス視聴」となっています。
う~ん、これはちょっとだけ意外。せっかくもらえた、ご褒美のような自由時間なので、普段はじっくり時間がとれずできないようなことに、充てているのかと思いました。(失礼。普段ゆっくりテレビを視る時間さえ無い方もいらっしゃいますよね。)

3位以下は、「読書」「勉強・スキルアップ」「睡眠」と続きます。
これは、何となくわかる気がします。
私の場合は、4位の「勉強・スキルアップ」かな~。
いくつか通信教育も始めましたし、習い事のようなものも始めました。
普段の(飲み会後の)酔っ払った状態では、できませんものね。笑)

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年代別・男女別の利用方法

 

上記は、全体の結果です。それでは、年代別に見てみると、どうでしょうか。
まず男性。30代以下については、1位が「動画配信サービス視聴」、40代以上は「テレビ視聴」です。
これは、上記の結果からも、想像できますね。

次に女性の1位ですが、40代女性以外は、男性と同じ。
では、40代女性の1位は何かと言うと・・・「何もしない時間」だそうです。40代女性は、増えた自由時間を、何もせずにぼーっとする時間に充てているのですね。うわぁ、この結果は切ないです。
40代女性は、それだけ普段、目まぐるしく動き回っているということの裏返しのような気がします。 「何もしない時間」・・・大事にしたいですよね。

その他の年代別特徴ですが、30代以下では「ゲーム」と言う項目が目立ちます(特に男性)。また、60代・70代では男女共に、「散歩」が上位に来ています。

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コロナ禍をきっかけに進んだデジタルシフト

 

緊急事態宣言前と宣言後で、様々な分野でデジタルシフト化が進みましたが、それらについて、年代別に見るとどうなのでしょうか。

若年層を中心に伸びているは、予想通り「映画鑑賞/動画視聴」。また、「オンラインの出前サービス」も30代以下男女の、若い方を中心に増えています。
「食品・日用品のオンライン購入」は、70~74歳の女性が、他の年代に比べてダントツに増えています。男性も、70~74歳の層の伸び率が高いことから、高齢の方は、日々のお買い物による感染リスクを警戒していることが分かります。
そして、年代・性別に関係なく、満遍無く増えているのが、「キャッシュレス決済」。今や、だんだん当たり前になってきていますね。
たまに、「当店のお支払いは、現金のみです」と言うお店があるのですが、レジで「ドキッ!」としてしまいます。
ほんの数年前には、考えられないことでした。

うちの会社でも、数年計画で進めてきたデジタル化が、この1年で一気に進みました。
これも、コロナ禍による副産物と言えそうです。

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最後に、「コロナ禍によって変化した生活を気に入っている」と回答した人の数ですが、全体の17%だったそうです。
特に、20代女性の30%が「気に入っている」と答えたのに対し、60代男性はわずか6%であったことが、興味深いです。
やはり、若い方の方が、変化を好意的に受け止めることができるのかも知れません。

 

ちょっと長くなってしまいましたが、皆さんはどのように感じられましたか?

私自身は、「新しいこと」や「変わったこと」に目が無い反面、意外に(?)保守的なところがあり、「変化」に対して恐れを感じることがあります。笑)
変化を好意的に受け止められるような、柔軟性を身につけたいものです。