来月から施行!改正高齢者雇用安定法~70歳まで働くことについて
いよいよこの4月から、「改正高齢者雇用安定法」が施行されます。
55歳で、業務内容同じなのに給料半分(新入社員並み)となり、定年後の新しい仕事の方に、どんどん人生をシフトさせようと思っている私にとっては、何となく複雑な思いです。
⭐改正高齢者雇用安定法のパンフレット<簡易版>はこちら
↓ ↓ ↓ 厚労省HP
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000694688.pdf
ものすごく簡単に言うと、
①70歳まで定年引き上げ
②定年制の廃止
③70歳までの継続雇用制度を導入
のいずれかの措置を講ずるよう、努めましょうという法律です。
今後、公的年金がほとんど頼りにならなくなる時代に向けて、働けるならば自分で働いて、収入を得ることができるに越したことはないでしょう。
そのために、60歳、65歳を過ぎても、働く場を与えてもらえることは、制度としては前進なのかも知れませんね。
しかし、うちの会社は、55歳からは、
●給料はそれまでの約半分。60歳からは、さらにそこから4割カット。
●昇給も昇格も無し(昇格は、もう少し前からすでに無くなりますが)
●成果と関係なく、ボーナスは全員一律「基本給の1か月分」
となるので、毎日モチベーションを保つのが必死。
それなのに、その状態が70歳まで伸びるのかと思うと・・・今の私には、ちょっと想像ができません。
もちろん、みんながみんな、私と同じ気持ちではないと思います。
それは、「働く目的」「仕事に対しての考え方」は、人それぞれ違うから。
仕事は、あくまでも「お金を得るために必要な手段」と考えられるタイプの人にとっては、与えられた仕事をきちんとこなし、報酬を得ることができれば、何ら疑問は無いかも知れません。(お給料の額に対する満足度は、別として。)
私のように、「手段」というより、「やりがい」とか「達成感」とか「成長」とか、どうしてもそういうものを求めてしまうタイプの人には、ちょっとキツイかな、という話。
自分でも、甘っちょろいのかな、と思います。
働く場を失った人、働きたくても働けない人もいらっしゃる中で、「やりがい、なんて言ってる場合じゃないよ!」という、ご意見もあるかと思うし、仰る通りだと思います。
ただ、心の問題なので、なかなかすぐには切り替えできないのも事実。
まだまだ、心の整理に時間がかかりそうな気がします。
仕事をするにしても、しないにしても、自分が高齢者になった時、生き生きと暮らしていられることが、一番の望みです。
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